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寿司アカデミー創業者との座談会で思ったこと 2026年夏

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人に会うことで、解像度上げよ

今回はこちらを伝えたいと思います。
是非最後まで読んで、今後の参考していただければ幸いです。

帰国してルーティンワークになった2つの目的

先日、2週間ほど日本へ帰国しました。

今回の帰国の目的は2つです。

1つは、地元・山梨県で始めたワサビプロジェクトを進めるため。

今、地元の仲間とゼロから立ち上げているプロジェクトで、
いずれこのブログでも詳しく紹介したいと思っています。

もう1つは、5歳の長女を日本の体験保育へ通わせるためです。

これは去年から続けている取り組みで、アメリカの学校が休みの期間に合わせて、日本の保育園へ通わせています。

日本の教育には本当に素晴らしい部分があります。

他者を尊重し、周りと協力して物事を成し遂げることを自然に学びます。

整理整頓や、自分が使った場所を自分で掃除する文化もその一つです。

一方、アメリカはより個人を重視する教育です。小さい頃から自分で授業を選択し、自分の人生を主体的に考える環境があります。能力の高い子は飛び級することも珍しくありません。

もちろん、どちらが優れているという話ではありません。
それぞれに良さがあります。

妻は日本とアメリカ両方の学校を経験しているので、
「子どもたちにも日本の教育を経験させたい」

という思いがあり、この取り組みを始めました。

下の子どもたちがまだ小さいこともあり、今回は長女と2人での帰国でした。

保育園の送り迎えとワサビプロジェクトで毎日忙しく、
ほとんど家族以外と会う時間はありませんでした。

独身時代の帰国は、朝から晩まで食べ歩いて、友人と飲んで、旅行して、とにかく自由を満喫していました。

でも今は、大切な人がいて、その人たちのために時間を使い、
自分のやりたいことに忙しく取り組めることの方が幸せだと感じます。

価値観って変わるものなんだな、と改めて思った帰国でした。

帰国のたびに必ず時間を作って会う人

そんな忙しい帰国でも、毎回必ず時間をつくる相手がいます。

寿司アカデミー創業者の福江誠さんです。

プロフィールにも書いていますが、僕はモザンビークで寿司を始め、その後、寿司アカデミーで1年間学びました。


卒業後は福江さんに紹介していただいた銀座の高級店で修業し、
その後アメリカへ渡りました。

以前ブログにも書きましたが、寿司を始めるなら、
最初の一歩として学校へ行くことをおすすめしています。

福江さんとは在学中からの付き合いですが、渡米後も帰国のたびにお会いしています。
この関係は、僕が少し知られるようになるずっと前から続いています。

最近は、在校生や卒業生にも話を聞かせてほしいということで、
座談会という形で集まるようになりました。

収録後には希望者と福江さんご夫妻を交えて居酒屋で懇親会をすることもあります。

毎回、本当に有意義な時間です。

今回の座談会については福江さんがnoteにまとめてくださっているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

深堀したい「解像度」について

その中で、今日は一つだけ深掘りしたいことがあります。

「解像度」は、人に会わないと上がらない

座談会では、

寿司学校に入学した時点で、今の人生プランを持っていたんですか?

という質問を受けました。

答えは、「全然です。」

入学した頃は、本当に漠然としていました。

それでも今、忙しい中でも学校へ顔を出す理由があります。

決して後輩の前で偉そうに話したいわけでも、承認欲求を満たしたいわけでもありません。

理由は、「解像度」を上げたいからです。

マクロ×ミクロの情報交換

僕は世界というマーケットで寿司を見ています。

その視点で考えた時、福江さんほど世界の寿司業界の解像度が高い人はいないと思っています。

世界中に卒業生がいて、各国のリアルな情報が集まり、
日本国内のさまざまな寿司店ともつながっている。

今回も、

「サウジアラビアやドバイの寿司界隈は今どうなっているのか。」

「ヨーロッパの状況は。」

「日本の有名店は今どんな方針なのか。」

そんな話をたくさん聞くことができました。

一方で、僕からはアメリカやマイアミの現状、経営のリアルな数字や課題について共有しました。

こういう情報交換が、お互いの解像度をさらに上げていくんだと思います。

僕は、解像度は掛け算だと思っています。

解像度の高い人と話せば、自分一人では見えなかった景色が見えてきます。

逆に、情報の質が低い人とばかり話していると、自分の世界もその範囲に閉じてしまいます。

だから、

「誰と時間を過ごすか」は本当に大切

です。

今回参加してくれた在校生や卒業生は、本当に優秀で意欲のある方ばかりでした。

むしろ僕の方が刺激をもらいました。

僕はみなさんにこう伝えました。

寿司学校へ通う一番の価値

寿司にアンテナを張っている人たちとつながれること

これにつきます。

動画を見ながら一人で練習していても、業界の解像度はなかなか上がりません。

学校へ行けば、

「あの人がこんなYouTubeを出していた。」

「今度こんな勉強会がある。」

「あのお店の大将がこんなことを言っていた。」

そんな生きた情報が自然と入ってきます。

技術磨きに没頭した学校時代

今思えば、学校にいた頃の僕は技術ばかり追いかけていました。

毎日かつらむきを練習して、同期から飲みに誘われても断って練習していたこともあります。

もちろん、その努力は無駄ではありません。

でも今振り返ると、それだけでは足りませんでした。

技術を磨くことはもちろん大切です。

しかし、それ以上に業界の解像度を上げることが、将来の成功確率を高めると思っています。

例えば、あなたのゴールが

「独立して、経済的にも余裕のある生活を送りたい」

だったとします。

一人は、ゴールまでの道筋がはっきり見えています。

どの道を進めばいいか分かっているので、多少ゆっくりでも確実に前へ進めます。

もう一人は、体力や技術だけを磨き続けました。

でもゴールがぼんやりしているので、進んでは道を間違え、引き返し、また迷うことを繰り返します。

どちらが早く目的地へたどり着くでしょうか。

独立についてのタイミングなどはこちらの記事に書いています。

解像度が目標の鮮明さにつながる

解像度が上がると、

「どこで働くか」

「どこで独立するか」

という視点も変わります。

世界には、社会保障が手厚い代わりに所得税が非常に高い国もあります。
一方で、所得税がほぼゼロの国もあります。

将来独立を考えるなら、
求人を見るだけではなく、その国の税制や社会保障まで調べておくべきです。

家族を持つのか。

将来どこに住みたいのか。

世界で勝負したいのか。

一店舗を極めたいのか。

そういうことも、業界の人と話すことで解像度が上がっていきます。

もちろん、広い視野を持つためには異業種の人の話を聞くことも大切です。

でもまずは、自分のいる業界を深く知ること。

そこがスタートだと思います。

圧倒的な変化の速さ

僕が寿司を始めた15年前より、この業界の変化は圧倒的に速くなりました。

コロナ、SNS、AI、物価高、関税、税制の変化…。

以前よりも、3年先を読むことが難しい時代です。

だからこそ、正しい情報にアクセスできる人脈と、自分の頭で考えて判断する力が武器になります。

もちろん、すべて正しい判断ができるわけではありません。

失敗もします。

でもトライアンドエラーを繰り返すことで、人は少しずつ解像度を上げていけるんだと思います。

僕自身、特別な才能があったとは思っていません。

ただ、解像度の高い人たちと出会い、自分で考え、行動し続けてきただけです。

これから先、変化のスピードはさらに速くなるでしょう。

だからこそ、正しい情報に触れ、自分の頭で考え、行動できる人が強い。

僕はそう信じています。